ブルーオーシャン戦略に出てたワイン Yellow Tail

 

深夜にフラフラっと近所のファミリーマートに行ったら”Yellow Tail”というワインがありました。

んん?これ「ブルーオーシャン戦略」って本に出てたやつだったような?と思って買ってみたわけです。

家に帰って本を読み返してみたら「カジュアルでフルーティで飲みやすい」ってことで、コレといった宣伝もせずに、わずか2年でオーストラリア&米国で輸入ワインNo.1の座を勝ち取ったワインなんだと!(以下酔っ払い勘弁w)

【Yellow Tailのブルーオーシャン戦略】
・2003年8月時点で、750ml赤ワインとして米国最大の輸入量。カリフォルニア産ワインから首位の座をもぎ取った。ビールやカクテル飲料を飲んでいた層をワイン市場へと引き寄せ、テーブルワインを買っていた層も引き込んだ。
大手ワイン会社が何十年もかけてブランドを高める努力をしてきたのを、これといった販売促進も、マスメディア広告、消費者広告もせずに強力なライバルを抜き去った。→ こういうのって、ワクワクするよな~。何か痛快で気持ちイイじゃん!
・「飲みやすさ」「選びやすさ」「楽しさ」「意外性」だけに注力し、その他要素は全て「減らす」「削る」ことにした。
・「味がまろやか」で「ビールやカクテル飲料と同じように、気軽に飲め」「フルーティな甘さのおかげで後味が残らず、自然とグラスが進む」
・高級ワインやデイリーワインが長らく競争のポイントと位置づけてきた「タンニン/深み/熟成」という要素を思い切って削り「熟成させずに出荷する」ことで「運転資本を減らし、資本を短時間で回収できる」ようになった。
・販売店にはありとあらゆるワインが並び、消費者はどれを選んで良いかわからず、気後れするほどだった。ボトルはどれも同じに見えてしまい区別がつかない。ラベルには難しい専門用語が並び、専門家や愛好家しか理解出来ない。店員ですら違いをアドバイスできないwww。四苦八苦して選んでも「本当にこれでよかったのか?」と割り切れない。
・Yellow Tailは選びやすさだけを全面に押し出して、米国で最も人気のある白「シャルドネ」と赤「シラーズ」だけに絞り込んだ。

これって自分のお仕事でも、とても大切な視点だと思うなー。おっさんはYellow Tailから「爪の垢」をいただきたいっす。

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