「イノベーションのジレンマ」 と 「イノベーションの解」
クレイトン・クリステンセンのベストセラー「イノベーションのジレンマ」です。あらゆるビジネスマンにとって、知らないでは済まされない本だとわかりました。
「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」
・前世代の勝者はローエンドから駆逐してくる破壊的イノベーションには気づきにくい。また、気付いて対抗しようとしても、自らの強味を否定することになってしまい、ハイエンドへ逃げてゆくしかなくなり、いずれメインストリーム市場を失ってしまう。
・唯一の対抗策は、(前世代の勝者とは)価値基準/行動基準の異なる別会社を作り、そこで自ら破壊的イノベータとなるしかない。
というようなことを、ディスクドライブ業界の歴史や、DEC/IBM/パソコンの歴史、HPプリンタ等の例を用いて、分かりやすく説明してくれる本でした。
ためになったと感じたので、次作も買ってみました。
でもね、難しくて頭に入ってこず;;なかなか読み進めないっす;; ボチボチ読んでいくことにします。 ><;
私が思うに「ジレンマ」は、著者のクリステンセンさんが「こう思うんだよ~」って自分のインサイトを伝えたくて伝えたくて書いてるので、読み取り能力が低い私でもスラスラ読めた(理解出来た)んだと思うのです。「解」はマイケル・レイナーというお弟子さん?(ていうか、前作読んで感激して、どこかのコンサル会社を休んで押しかけ女房的に来た人みたい)が書いてる気配で、どうも難しいことを難しいまま書いてあるので、ほんとにわかりにくいと感じます;;
【目次】
第一章 成長という至上命題
イノベーションはブラックボックスなのだろうか
イノベーションを方向付ける力
予測可能性は優れた理論からやってくる
本書の概要
第二章 最強の競合企業を打ち負かす方法
破壊的イノベーションのモデル
破壊的イノベーションの実例
成長を生み出す上で持続的イノベーションが果たす役割
破壊は相対的な概念である
破壊的ビジネスモデルは貴重な企業資産である
二種類の破壊
アイデアを破壊的イノベーションとして形成するための三つのリトマス試験紙
付録:図2-4に記載した企業の破壊的戦略の概要
第三章 顧客が求める製品とは
仰々しい市場細分化
状況ベースの区分を通じて、破壊の足がかりを得る
破壊を持続するためのイノベーション
なぜ逆効果を招く方法で市場を細分化するのか
顧客はやりたくない用事には手を出さない
第四章 自社製品にとって最高の顧客とは
新市場型破壊
無消費への対抗が難しいのはなぜか
新市場の顧客に到達するには、破壊的チャネルが必要なことが多い
新市場型破壊
無消費への対抗が難しいのはなぜか
新市場の顧客に到達するには、破壊的チャネルが必要なことが多い
第五章 事業範囲を適切に定める
競合するか外注するか
製品アーキテクチャとインタフェース
「十分でない」世界には相互依存型アーキテクチャを
オーバーシューティングとモジュール化
相互依存型設計からモジュール型設計へ
再統合の推進計画
状況に調和したアーキテクチャ戦略をとる
ちょうど良いときにちょうど良い場所にいること
第六章 コモディティ化をいかにして回避するか
コモディティ化と脱コモディティ化のプロセス
コア・コンピタンスとROA最大化のデス・スパイラル
「十分良い」状況と「十分でない」状況、ブランドの価値
このモデルを通して自動車産業の将来を展望する
付録:魅力的利益保存の法則
第七章 破壊的成長能力を持つ組織とは
第八章 戦略策定プロセスのマネジメント
第九章 良い金もあれば、悪い金もある
第十章 新成長の創出における上級役員の役割
終章 バトンタッチ
第九章 良い金もあれば、悪い金もある
第十章 新成長の創出における上級役員の役割
終章 バトンタッチ
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