電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか



Twitter、ネット、マスメディアで話題な佐々木先生の本です。実は同い歳だったりします・・・w
Discover21の発売記念セールで110円位だったので、早速ダウンロードしてiPhoneで読みました。
アクセス集中でサーバ落ちてオモロかったり、iPhoneで手軽にすぐ読めちゃったりしました。
佐々木先生は、あんまりにもハッキリクッキリと分かりやすく表現なさるため、既得権者(既存マスメディアさんたち)から、格好のターゲットとなってるみたいですね。私は分かりやすくて助かりますけどね。
大師匠によると電子書籍によって生み出されるのは「非中心化」による「キュレーション・ジャーナリズム」ってことらしいです。私は「アグリゲーション」と「キュレーション」というのは印象に残りました。
誰でも毎日TwitterのTL追うのにヒーヒーしてますよね?情報溢れまくりだなーって感じてますよね?
誰か「間違いなさそうな案内人」にオマカセしたいと思いますよね? 私もそうです! 
だから「この人は押さえとこー」ってフォローしますよね?
今後も益々溢れる情報の中では、その中から宝石を拾い出す力が必然的に重要性を増すわけですね。更にそのお宝が「何を拾ったのか?」「何故お宝なのか?」「どんだけ値打ちがあるのか?」等を自分にとってほどほどのウンチクを、要領よく聴かせてくれる人がいないとやってられない社会になってゆくのだと理解しました。
【アグリゲーション】
単純に一次情報を並べて陳列する感じだと思います。ウンチクなし。
【キュレーション】
日本語だと学芸員が解説することらしいです。いろんな一次情報を並べて、ウンチクとともに解説することだと理解しました。ウンチクは人によって異なるので、趣味が合う/合わない、好き/嫌いも出てくるでしょうが、複数の代表的な角度の意見やウンチクと共に情報を提供する感じのようです。
【非中心化】
情報の受け取り手は、趣味/指向/感度が千差万別ですから、好きなキュレータが当然別れてくるということですね。情報発信はインターネットのおかげで、ほぼ無料なので、あとはキュレータのお宝発見力とか情報ウンチク力とかがあれば誰でもキュレーション・ジャーナリストになっちゃうと、いうことですね。書いてて気がつきましたが、「blog書いてる人」とか、「つぶやいてる人」も、みんなキュレーション・ジャーナリストかもしれないですね。うほほ。
【マスメディアの崩壊】
インターネットがこれほど普及してなかった時代には、我々は、TV/新聞/雑誌位しか情報入手先がなかったですよね?でもインターネットがこれだけ普及して、情報が溢れてる中では、もっと自分にパーソナライズされた新聞みたいなものがあって、非常に安価にアクセスできるとすると、そっちを選んじゃうだろうなって思います。
ほどほどにパッケージされて携帯性に優れた新聞もありますけど、興味がわかないし、学びも感じないし、面白くも感じませんね。高みの人のblogの方がずっとためになると感じます。皆さんはいかがお感じですか?

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