コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
これは読まないわけにはいかないみたいですね。高いけど、ポチっと注文してみる。
【おっさん式 メモ】
1.0は製品中心。
2.0は情報化時代の「顧客は王様である」という消費者中心。しかし消費者は受動的なターゲットだということを前提にしている。
3.0では、人々を単に消費者とみなすのでなく、マインドとハートを持つ全人的存在と捉えて彼らに働きかける。
消費者はグローパル化した世界をより良い世界にしたいとの思いから、自分達の不安に対するソリューション(解決策)を求めるようになっている。
自分達の一番深いところにある欲求、社会的、経済的、環境的公正さに対する欲求に、ミッションやビジョンで価値で対応しようとしている企業を探している。
マーケティング3.0では、マーケティングのコンセプトを人間の志や価値や精神の領域に押し上げる。
協働マーケティング
表現型ソーシャルメディア
- Twitter、ブログ、YouTube,Facebook、Flickr
協働型ソーシャルメディア
ーウィキペディア、消費者の協働、消費者が広告活動のアイデアを提供。
マーケティング3.0は、似通った価値や欲求を持つ経済主体の共同活動なのだ!
グローパル化によるマクロレベルでのパラドックス
①1989年に、ベルリンの壁は打ち壊されたが、天安門事件では民主化運動は弾圧された。民主主義がなくても資本主義が成立することを実証している。グローパル化は経済を解放するが、政治を開放しない。これはグローパル化の政治的パラドックスだ。
②グローパル化は経済統合を必要とするが、平等な経済を生み出しはしない。グローパル化は一部の国に恩恵をもたらしているものの、それに劣らず多くの国に打撃を与えている。ひとつの国の中でさえ、富の分配の不公平がある。これはグローパル化の経済的パラドックスだ。
③グローパル化は均一な文化でなく多様な文化をうみだす。グローパル化の社会文化的パラドックスであり、個人すなわち消費者に最も直接的な影響を及ぼす。
マーケティングの未来
共創
•基盤となるプラットフォーム
•プラットフォームのカスタマイズ
•カスタム化を取り込むことで、より価値の高いプラットフォームへ
コミュニティ化
•テクノロジーは消費者を結びつけてコミュニティ化の方向に進ませる働きをする。
•コミュニティの3タイプ。 プール型(同一の価値を共有しているが、必ずしも互いに交流しない)、ウェブ型(互いに交流する)、ハブ型(強力な人物の周りに引き寄せられる)
•コミュニティは(企業に役立つためでなく)メンバーに役立つために存在している。企業はこのことを認識し、コミュニティのメンバーに役立つ活動に参加する必要がある。
キャラクターの構築
•ブランドが人間とつながるためには、真の差別化の核をなす本物のDNAを築く必要がある。
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