ご機嫌な職場 by 酒井 穣
私の大師匠(私が勝手に思ってるだけw)である酒井穣さんの新刊「ご機嫌な職場」です。
私は酒井さんの本が好きです。
世界中の難しい本を、誰よりもたくさん読み、時には出かけて行き、理解して、私でも理解できるように、噛み砕いて判りやすい言葉で紹介してくれるからです。
何と言っても「出し惜しみがない」ところが好きです!
今回のテーマは「職場コミュニティ」についてです。目次と要約はこんな感じです。
第1章 ご機嫌な職場はなぜ失われたか -「職場コミュニティー」弱体化の背景
1.欲求が職場コミュニティーを破壊する
2.イノベーションが職場コミュニティーを破壊する
3.失われる職場コミュニケーションが職場コミュニティーを破壊する
→内容としては、以下のように述べられています。(p.67)
(1)時代背景から個人の安全が脅かされており、他人を気にしていられない
(2)インターネットの登場により、職場外にコミュニティーが形成され始めている
(3)業績へのフォーカスが強まり、非公式なコミュニケーションが悪者にされている
第2章 ご機嫌な職場を作るために -「職場コミュニティー」開発の理論
1.コミュニティー科学からの示唆
2.ポジティブ心理学からの示唆
3.愛着(Attachment)理論からの示唆
4.職場学習論からの示唆
5.知識創造理論(SECIモデル)からの示唆
6.弱いつながりの、驚くべき強さについて
7.生き方の知能指数::SQ(Social Intelligence Quotient)について
8.「縁」について考えてみる
9.会社は誰のものか?
→第1章で述べた3つの根本原因に対して、どのように対策を打つのか?について
現在の経営で理解するべき様々な知見を紹介しながら述べています。
第3章 ご機嫌な職場のつくり方 -「職場コミュニティー」開発の実践
1.マネジメント層の意識改革を目的とした、職場コミュニケーション研修の設計と実装
2.非公式コミュニケーションの活性化を目的としたICTの導入と運用
3.職場コミュニティーを発展させる、失敗しない懇親会のデザイン
4.職場における非公式コミュニケーションを活性化させるための、愛着スタイル別対応
5.従業員に愛されるファミリー・フレンドリーな企業を目指して
6.コミュニケーション活性化を意図した、オフィス・レイアウトの設計
7.対話が起こるオフサイト・ミーティングを推奨する
8.クラブ活動の活動状況把握と支援
9.社内報を活用した「明るい職場づくり」への意識改革
→実際にフリービット株式会社で実践されている職場コミュニティー開発の具体的な事例を取り上げ、その成果と課題について考察しています。
【感じたこと】
「これからの上司の重要な仕事は、明るい職場づくりへコミットすること」というのが、本書の結論
→まっとうな人が「こうすべき」と思って、自発的に行動すれば、責任も明確で悪くならないと思う。
萎縮したり、失敗するのを恐れて何もしない/前例主義で行動する/思考停止して作業だけしてるほうがよっぽど危険だと思う。勘違いしてたら、その人に気付かせてあげれば良い。
全員でそんな風に仕事できたらきっと楽しく成長できて喜び合えると思った。人が全てだけど、学ぶ社風があれば十分カバーできると思う。
インターネットによる創造的破壊の現実を見据えつつ「ディフェンスの戦略」を取らないと「職場コミュニティは遠からず破壊される」
→地域コミュニティが破壊されたのは、会社コミュニティが台頭したため。その会社コミュニティが「収入減で他人に構ってなんかいられない時代」「インターネットによる創造的破壊」「満たされない心を満たすNPOの台頭」という「破壊的イノベーション」により弱体化は避けられなくなっている。だからこそ、ディフェンスの戦略で会社コミュニティを元気にできた企業だけが独占的な地位を得るといっている。本質的には「職場とはなにか?」ということの再考を求められているという。
→Linkedinも真面目にはじめないと・・・w
きっと破壊されるもの(P.42)
・職場コミュニティ
・電車や自動車等の移動手段そのもの(物流は残る)と、こうした移動手段の発達から恩恵を受けてきた組織や産業
・人口の集中を前提としたレストランなどの外食サービス
・対面サービスを前提とした化粧品やアパレル(アバター向けの衣服は残るw)
・あらゆるリアル店舗ビジネス
・都市部の地価は駅前から下がっていく。(IT発達によりリモートプレゼンスが向上するから)等
また、この本は、私に取って一生忘れられない本でもあります。(理由はこちら)
私は酒井さんの本が好きです。
世界中の難しい本を、誰よりもたくさん読み、時には出かけて行き、理解して、私でも理解できるように、噛み砕いて判りやすい言葉で紹介してくれるからです。
何と言っても「出し惜しみがない」ところが好きです!
今回のテーマは「職場コミュニティ」についてです。目次と要約はこんな感じです。
第1章 ご機嫌な職場はなぜ失われたか -「職場コミュニティー」弱体化の背景
1.欲求が職場コミュニティーを破壊する
2.イノベーションが職場コミュニティーを破壊する
3.失われる職場コミュニケーションが職場コミュニティーを破壊する
→内容としては、以下のように述べられています。(p.67)
(1)時代背景から個人の安全が脅かされており、他人を気にしていられない
(2)インターネットの登場により、職場外にコミュニティーが形成され始めている
(3)業績へのフォーカスが強まり、非公式なコミュニケーションが悪者にされている
第2章 ご機嫌な職場を作るために -「職場コミュニティー」開発の理論
1.コミュニティー科学からの示唆
2.ポジティブ心理学からの示唆
3.愛着(Attachment)理論からの示唆
4.職場学習論からの示唆
5.知識創造理論(SECIモデル)からの示唆
6.弱いつながりの、驚くべき強さについて
7.生き方の知能指数::SQ(Social Intelligence Quotient)について
8.「縁」について考えてみる
9.会社は誰のものか?
→第1章で述べた3つの根本原因に対して、どのように対策を打つのか?について
現在の経営で理解するべき様々な知見を紹介しながら述べています。
第3章 ご機嫌な職場のつくり方 -「職場コミュニティー」開発の実践
1.マネジメント層の意識改革を目的とした、職場コミュニケーション研修の設計と実装
2.非公式コミュニケーションの活性化を目的としたICTの導入と運用
3.職場コミュニティーを発展させる、失敗しない懇親会のデザイン
4.職場における非公式コミュニケーションを活性化させるための、愛着スタイル別対応
5.従業員に愛されるファミリー・フレンドリーな企業を目指して
6.コミュニケーション活性化を意図した、オフィス・レイアウトの設計
7.対話が起こるオフサイト・ミーティングを推奨する
8.クラブ活動の活動状況把握と支援
9.社内報を活用した「明るい職場づくり」への意識改革
→実際にフリービット株式会社で実践されている職場コミュニティー開発の具体的な事例を取り上げ、その成果と課題について考察しています。
【感じたこと】
「これからの上司の重要な仕事は、明るい職場づくりへコミットすること」というのが、本書の結論
→まっとうな人が「こうすべき」と思って、自発的に行動すれば、責任も明確で悪くならないと思う。
萎縮したり、失敗するのを恐れて何もしない/前例主義で行動する/思考停止して作業だけしてるほうがよっぽど危険だと思う。勘違いしてたら、その人に気付かせてあげれば良い。
全員でそんな風に仕事できたらきっと楽しく成長できて喜び合えると思った。人が全てだけど、学ぶ社風があれば十分カバーできると思う。
インターネットによる創造的破壊の現実を見据えつつ「ディフェンスの戦略」を取らないと「職場コミュニティは遠からず破壊される」
→地域コミュニティが破壊されたのは、会社コミュニティが台頭したため。その会社コミュニティが「収入減で他人に構ってなんかいられない時代」「インターネットによる創造的破壊」「満たされない心を満たすNPOの台頭」という「破壊的イノベーション」により弱体化は避けられなくなっている。だからこそ、ディフェンスの戦略で会社コミュニティを元気にできた企業だけが独占的な地位を得るといっている。本質的には「職場とはなにか?」ということの再考を求められているという。
→Linkedinも真面目にはじめないと・・・w
きっと破壊されるもの(P.42)
・職場コミュニティ
・電車や自動車等の移動手段そのもの(物流は残る)と、こうした移動手段の発達から恩恵を受けてきた組織や産業
・人口の集中を前提としたレストランなどの外食サービス
・対面サービスを前提とした化粧品やアパレル(アバター向けの衣服は残るw)
・あらゆるリアル店舗ビジネス
・都市部の地価は駅前から下がっていく。(IT発達によりリモートプレゼンスが向上するから)等
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