最近読んだ本

最近読んだ本をとにかく書き出してみます。


ザッポスの奇跡 by 石塚しのぶ
 「顧客にWow!を届ける」世界一のサービス精神に溢れまくりの通販靴屋の経営を伝える本。この靴屋さん、深夜にヘルプデスクに「ピザを食べたくなったんだけど?」って電話すると「ご近所の***に電話するとこの時間でも配達してくれますよ」ってググッて教えてくれるという!
Amazonが800億円で買収したって、買った方も買われた方もどちらも凄いなぁ。Amazonのような巨大な自動販売機アプローチを越えられそうなのは、ザッポス的なアプローチしかないなぁと思います。自分の仕事でやりたいのは、こういうことなんだと気付きました。お客様サービスやってる人は必読ですね。


「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか?」by 藤沢久美
 自分が実際に働いて見聞きしてきた経験で、「御用聞きスタンスの営業マンが、いかにコンスタントに良いスコアを出すか」ということは充分に知っています。だから「お客様と一緒になって、お客様が欲しい!必要!なサービスや製品を作る」ってことが最も成功確率が高いことは、強く感じています。プロダクトアウトで製品だけが自動的に売れてゆくような製品は「MicroVAX」「Sun3」とか10年に1個づつしか出てないって。で、イノベーションであっという間に消え去る。(楽に売れるのが当たり前になると営業力は弱体するから) 2005年の本なので、Amazonで中古で55円で超お買い得でしたw。著者が司会してたというNHK教育「21世紀ビジネス塾」という番組がNHKオンデマンドにあればいいのにとも思います。


「クラウド時代とクール革命」by 角川歴彦
 Wiki見てたら著者は角川春樹氏の弟で、角川グループホールディングス代表取締役兼CEOだったのですね。角川書店の創業者たる父、長男の春樹氏の姿を見ながら、きっと冷静に賢く育ったんだろうなと思いました。冷静に現在の社会や情報革命を解説し、2020年の社会を予測した上で「日本独自のクラウドを立ち上げるべし」と提案しています。確かにこのままGoogle等の米国クラウドに日本社会が完全に乗っかってしまうと「ヤバイよな?」と思いました。


「ピクト図解」by 板橋悟
 ビジネスモデルを図解する時に、ピクト図解が使えると説明しやすい/理解されやすいでしょうね。パワポのパーツか、お絵かきソフトになれば世の中の役に立つと思います。しかし、どうも著者のコンサルネタのようですね。


電子書籍も結構早く読めちゃうので、いいですね。


電子書籍の衝撃by 佐々木俊尚
 最近佐々木先生凄いです。私が知ってる範囲だと、日本のジャーナリストで一番見識ある、というか感覚が若い大人と思います。取材力でいろいろ知らない世界を分かりやすく解説してくれる本だと思いました。


「志高く」by 井上篤夫
 孫さんが好きになりました。計算でなく純粋に「想いでやってるんだろうな」って感じるようになったかも。


「弾言」by 小飼弾 
「決弾」by 小飼弾


「なぜか好かれる人の話し方、なぜか嫌われる人の話し方」by ディスカバー・コミュニケーション・ラボラトリー
 これは何度も読み返して身につけるべきことですね。


「大人げない大人になれ」by 成毛眞
 どうも成功者と言われる人は、みんな好きで熱中してやってるのであって、ガマン強いとか、辛抱強いんじゃないようです。
 ネオトニーは、子供のまま成長が遅いらしいですが、ずっと子供のままいつまでも成長するそうで、私ももしかしたらネオトニーなんじゃないかと、都合よく解釈した方が幸せでいられると思いました。歴史的にも日本人の根底には発信する欲望があるようで、そのためサブカルチャーが発達しやすいみたいですね。私も熱中しだすと、常人のレベルでは飽きたらなくなる性分です。衝動は抑えられない、抑える必要もないのだと、思える本でした。イノベータに憧れるあなた、もしかしたら俺はイノベータかも?と勘違いして幸せになれる本だと思います。勘違いしたまま死んでゆけたら本望ですもん。大人げなくクリエイティブに生きてゆきたいと思います。



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